『キングダム』の合従軍編は、作中で最も壮大で緊迫感溢れる戦闘シーンが展開されるエピソードであり、読者からの評価も高いストーリーのひとつです。
合従軍編の詳細な内容とともに、どの話から始まり、どのように物語が展開していったのかを追っていきます。
- 合従軍編は何巻の何話から始まり何巻の何話で終わるか
- 合従軍編のあらすじや登場人物の紹介
- 合従軍編の読者による評価
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『合従軍』は何巻の何話から始まる？
合従軍は、
- 原作コミックス第25巻の第262話「超大国の侵攻」からスタート
- 第33巻の第352話「不抜」まで展開
合従軍編はそのスケールと登場キャラクターの多さから、物語の中でも特に話題にされることが多い部分であり、その後のストーリー展開にも大きな影響を与えました。
あの戦いは原作の何話？徹底ガイド
『合従軍編』のあらすじ
出典:TVアニメ「キングダム」公式サイト
©原泰久／集英社・キングダム製作委員会
合従軍編は、秦国を守るために、他の六国（楚・趙・魏・韓・燕・斉）が結成した「合従軍」の脅威に立ち向かう秦の戦いを描いています。
合従軍が結成された背景には、秦国が急速に力をつけてきたことへの警戒がありました。
特に、秦国が山陽（東郡）を手に入れたことで、その領土拡大が他国にとって大きな脅威となり、李牧（趙）の指導のもと、合従軍が結成されるに至ったのです。
合従軍の結成と侵攻開始
合従軍は、秦国に対して一斉に侵攻を開始しました。各国の軍勢は、最初は秦の城を次々と落としていきましたが、目的地は決して城ではなく、秦の首都である咸陽に向けられていました。
斉を離脱させたことで合従軍の軍勢は減りましたが、それでも総数50万の大軍で依然として五国の侵攻が続くという緊迫した状況が続きます。
函谷関(かんこくかん)の戦い
函谷関は秦国の東門として、もしここを突破されれば、咸陽まで攻め込まれる危険がありました。
合従軍の軍勢が函谷関に迫る中、秦軍はこの地で合従軍を迎え撃つ決戦を決意します。戦局は非常に厳しく各軍勢は次々と激戦を繰り広げ、信や騰、王翦などの著名な将軍たちが活躍によってなんとか防衛を保っているという壮絶な状況となります。
蕞(さい)の戦い
函谷関の戦いが膠着状態に陥る中、李牧は別動隊を南道から秦国の南側に侵攻させ、咸陽を直接攻撃する計画を立てます。
これに対抗するため、秦軍は咸陽の喉元の蕞（さい）という城を最終防衛ラインとして迎え撃ちます。しかし蕞（さい）に兵士はおらず一般人を大王の嬴政（えいせい）自ら鼓舞し、信や蕞（さい）の民衆と李牧軍へ立ち向かいます。
『合従軍編』の見どころ
出典:TVアニメ「キングダム」公式サイト
©原泰久／集英社・キングダム製作委員会
絶望的な危機にどう立ち向かうのか
六国が連携し秦に迫る中、秦国は滅亡の危機に立たされますが、咸陽（秦の首都）を守るため、嬴政（えいせい）や昌平君、蔡沢らが巧妙な外交戦略を駆使し、斉の軍を巧みに離反させることに成功。
これにより、秦国は防衛体制を強化し立ち向かう準備を整えますが、合従軍の圧倒的軍勢を前にどう戦うのか？緊張感あふれる局面の数々が非常に面白い。
壮絶な防衛戦
戦局は目まぐるしく変動し、知略と武力が交錯する中、信をはじめとした秦の将たちが奮闘。
絶体絶命からの逆転劇
秦軍は蕞で最終防衛線を築きますが、兵力差は歴然。
圧倒的な敵軍に対して、絶望的な状況に追い込まれますが、嬴政が自ら戦場に立ち、民衆を鼓舞する姿は圧巻。さらに山の民が援軍として駆けつけ、劣勢だった戦局を覆すのは鳥肌ものです。
『合従軍』における主な登場人物
信（しん）
出典:キングダム 32 より
麃公（ひょうこう）の死に大きな衝撃を受け、深い喪失感に沈んでいました。自らの無力さと悔しさに苦しむ信でしたが、そんな彼を奮い立たせたのが嬴政(えいせい)の存在です。
嬴政が蕞で自ら民の前に立ち、命を懸けて戦う覚悟を見せたことで、信は再び前を向きます。
嬴政（えいせい）
出典:キングダム 32 より
彼の演説は民衆の心を動かし、皆が一丸となって戦うきっかけを生み出しました。嬴政のリーダーシップと覚悟は戦局を大きく左右し、彼自身も戦場に立つことで、王としての信頼と責任を深く示していきます。
李牧（りぼく）
出典:キングダム 32 より
蕞を攻める別働隊を率いており、冷静かつ緻密な戦術で秦を追い詰めていきます。しかし、予想外の援軍や嬴政の強い意志により、戦況は複雑化します。
龐煖（ほうけん）
出典:キングダム 32 より
彼は信との一騎打ちを通じて、武人としての宿命を果たそうとします。龐煖の存在は戦場において強大な脅威であり、信との戦いは物語のクライマックスを彩る重要な場面となっています。
作品の連載先と出版元
- タイトル: キングダム
- ジャンル: 歴史、戦争、アクション
- 原作: 原泰久
- 作画: 原泰久（原作・作画ともに）
- 出版社: 集英社
- 連載誌: 『週刊ヤングジャンプ』
中国の春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の信が天下の大将軍を目指す物語が描かれています。緻密な戦略や壮大な戦闘シーン、個性豊かな武将たちが織りなすドラマが多くの読者を魅了し、現在も連載が続いている大ヒット作品です。
その人気の高さから、アニメ化や映画化もされました。アニメは、戦場の迫力やキャラクターの成長を忠実に再現し、原作ファンからも高い評価を受け、『キングダム』は長期にわたる看板作品の一つとなっています。にわたる看板作品の一つとなっています。
『合従軍』のアニメ化について
『キングダム』は、原泰久による大人気漫画を原作としたアニメ作品であり、その壮大な戦闘シーンや緻密に描かれたキャラクターの心理描写が魅力です。
現在、アニメは第6期まで制作されており、これまでに多くの名シーンが映像化されてきました。
特に、作画や音楽面での評価が高く、アニメならではの迫力を感じることができます。また、アニメではオープニングテーマにBiSHが起用されるなど、音楽面でも注目が集まりました。
『合従軍』読者の声
『キングダム』の中でも特に大人気となるエピソードとして知られる「合従軍」。この戦いは、物語の中で数々の名シーンとともに描かれ、読者からの熱い反響を呼びました。
今回は、この戦いに対する読者の声をいくつか紹介し、その魅力を再確認してみましょう。
- もう息が詰まるくらいの緊張感！最後までどうなるかハラハラしっぱなしだった。
- 絶望的な状況からどう立ち上がるのか、秦国の覚悟に心を打たれる。
- 蕞の戦いで印象的だったのは、民衆の士気を高める檄を飛ばすシーンです。民衆の心を掴み、共に戦う覚悟を決めるところに感動しました。
読者の心を揺さぶるシーンの数々が印象的で、まさに『キングダム』の中でも特に印象に残る戦いとなりました。中華統一に向けて侵略する側の秦国が窮地に陥る「合従軍」は非常に緊張感があってハラハラの展開が続くため読者を魅了しています。
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まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 合従軍編は第25巻・第262話「超大国の侵攻」からスタートし、第33巻・第352話「不抜」で終了
- 秦の急速な拡大に警戒した六国（楚・趙・魏・韓・燕・斉）が結成した合従軍が、秦の首都・咸陽を狙って侵攻。
- 函谷関の戦い：秦の東門・函谷関での防衛戦。信、騰、王翦らが活躍。
- 蕞の戦い：南道から侵攻する李牧軍に対し、嬴政が民を鼓舞し最終防衛戦を展開。
- 見どころは、斉軍の離脱などの巧妙な外交戦略、信や嬴政らの熱い戦いとリーダーシップ、山の民の援軍による劇的な逆転劇。
- 主要登場人物：信（しん)・嬴政（えいせい)・李牧(りぼく)・龐煖(ほうけん)
『キングダム』の合従軍編は、秦国の歴史を深く掘り下げた壮大な戦闘編であり、信や秦軍の奮闘が描かれることで多くの読者に感動を与えています。
合従軍編の始まりから終わりまでの戦闘の緊迫感や、登場人物たちの活躍を通して、作品の魅力を再確認できるエピソードです。
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