『キングダム』における橑陽の戦いは、犬戎という異民族と秦軍・山の民が激突する異色の戦いです。
この戦いで命を落としたキャラの死亡シーンの詳細を、巻数や戦況を含めて詳しく解説します。
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橑陽(りょうよう)の戦いの死亡キャラ一覧（秦軍側）
| キャラクター名 | 所属 | 巻・話数 |
|---|---|---|
| カタリ | メラ族 | 52巻563話「族長カタリ」 |
終盤に掛けては壊滅的にやられていた秦軍だったけど、意外に主力キャラの死亡はなかったんだ。
橑陽(りょうよう)の戦いの死亡キャラ一覧（趙軍側）
舜水樹によって戦いに巻き込まれた形となった犬戎族の主力メンバーが全員が死亡して、趙軍からは死者が出なかったんだ。
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橑陽(りょうよう)の戦いの死亡キャラ詳細と最期と討った相手一覧
秦軍側
メラ族カタリ：犬戎族に纏わりつかれブネンに突き刺される
出典:キングダム より
| キャラクター名 | 死因 | 討った相手 | 巻・話数 |
| カタリ | 敵に纏わりつかれ、ブネンに討たれる。 | ブネン | 52巻563話 |
橑陽の戦い九日目、果敢にブネン軍本陣へと迫るも、直前に討ち取ったジリらにしがみつかれる形で動きを封じられてしまい、その一瞬の隙を突かれてブネンに致命の一撃を受け、戦死した。
犬戎族の猛攻を幾度もかいくぐり、戦場を縦横無尽に駆け抜ける勇猛な姿を見せ続けたが、仲間たちのために道を切り開く中で無念の最期を迎えることとなった。
趙軍側
末弟トアク：ダントに一撃で突き刺される
出典:キングダム より
| キャラクター名 | 死因 | 討った相手 | 巻・話数 |
| トアク | ダントに一撃で屠られ死亡。 | ダント | 52巻564話 |
橑陽の戦い九日目、フィゴ族は多くの犠牲を払いながらもトアクのいる本陣へと猛進。
戦場の混乱が極まる中、ついにフィゴ族の猛将ダントが本陣に迫り、トアクは真正面からの一騎打ちを余儀なくされる。
立ち向かったトアクだったが、ダントの圧倒的な武力の前では遠く及ばず、決死の覚悟で挑むも、一撃で身体を貫かれその場で絶命。
長兄ゴバ：楊端和により両腕を切られ首を落とされる
出典:キングダム より
| キャラクター名 | 死因 | 討った相手 | 巻・話数 |
| ゴバ | 楊端和と一騎討ちになり、首を刎ねられる。 | 楊端和 | 52巻566話 |
橑陽の戦い九日目、舜水樹の周到な策により、自軍を囮として楊端和を戦場に誘い込み、舜水樹軍・ロゾ軍・公孫龍軍・ゴバ軍の四軍による壮大な包囲網を敷いて追い詰める作戦を展開。
完全に優位に立ったかに思われ、楊端和を仕留める目前まで迫るが、彼女は驚異的な突破力と判断力を発揮し、猛然と包囲を突破。
ゴバ軍の陣形を突き崩し、怒涛の勢いで前進を続けた末、ゴバ本人と一騎討ちとなる。
互いに一歩も引かぬ壮絶な剣戟が交わされる中、最終的に楊端和の鋭い一閃によって首を刎ねられ、壮絶な最期を遂げた。
次兄ブネン：逃げようと背を向けるがキタリに切られる
出典:キングダム より
| キャラクター名 | 死因 | 討った相手 | 巻・話数 |
| ブネン | キタリに圧倒され討たれる。 | キタリ | 53巻572話 |
楊端和の首を狙い前線へと進軍する中、背後から迫ってきたメラ族の部隊と交戦状態に突入。
族長キタリとの一騎討ちとなり、カタリを討ち取った際と同様に、味方の兵を使って羽交い絞めにしようとする卑劣な戦法を試みるも、キタリには通用せず失敗。
猛然と襲いかかるも、キタリの俊敏かつ力強い反撃に圧倒され、劣勢へと追い込まれる。
そして逃げようと背を向けたところを、最後はキタリの鋭い攻撃によって致命傷を受け、その場で討ち死にした。
犬戎王ロゾ：壁の不意打ちで討ち取られる
出典:キングダム より
| キャラクター名 | 死因 | 討った相手 | 巻・話数 |
| ロゾ | 壁の奇襲により死亡。 | 壁 | 53巻573話 |
犬戎族の総大将として楊端和の討伐を狙い、自ら最前線へと赴いて戦場を指揮する。
戦局が混迷を極める中、フィゴ族の猛将ダントとの壮絶な一騎討ちが始まり、剣戟が激しく交わされる。その最中、秦軍の将・壁が背後から奇襲を仕掛けてくるも、ロゾは冷静に対処し一度はこれを退け、反撃に転じる。
そして、またダントとの死闘に集中していたロゾは、再び壁が隙を見て仕掛けてきた奇襲に気づくのが遅れ、致命的な一撃を受けて戦場に崩れ落ちた。
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犬戎王ロゾの死亡シーンを徹底解説
出典:キングダム より
ロゾが死亡したのは何巻・何話？具体的エピソードまとめ
何巻でロゾの最後が見られるの？
第53巻だよ。ダントと壁の共闘でついに討たれるんだ。
ロゾの死亡が描かれたのはコミックス第53巻573話「立ち向かう者」、楊端和軍と犬戎軍の最終決戦が繰り広げられる回です。
戦局が混迷を極め、犬戎軍と山の民軍が激しい攻防を繰り広げる中で、フィゴ族の猛将ダントと犬戎王ロゾとの壮絶な一騎討ちが始まります。二人は圧倒的な身体能力と剣術をぶつけ合い、荒々しい肉弾戦が展開されました。
その最中、秦軍の将・壁が背後からロゾに対し奇襲を仕掛けるも、ロゾは一度目の攻撃には素早く反応し、冷静に対応。壁を押し返し、反撃に転じます。この一瞬のやり取りでも、ロゾの戦士としての実力と冷徹さが浮き彫りになります。
しかし、ダントとの戦いが再び激化し、ロゾの注意が前方の死闘に集中する中、壁は再び背後から接近。今度はその動きに気づくのが遅れ、ロゾは壁からの奇襲による致命的な一撃を受けてしまいます。
激しい戦いの果てに、ロゾはその場に崩れ落ち、犬戎族の戦意も大きく揺らぐ結果となりました。この一連の連携による勝利は、山の民と秦軍の協力の象徴でもあり、物語において重要な転換点として描かれています。
犬戎王ロゾのキャラ背景と三兄弟との関係
橑陽の戦いに登場する犬戎勢力の中で、中心的な存在であるのが犬戎王ロゾです。
彼は圧政的な支配者であり、犬戎族を恐怖で従わせることで王位を維持していました。その冷酷さは敵味方問わず印象的で、秦軍や山の民軍だけでなく、自国民からも恐れられる存在です。
一方、犬戎三兄弟—トアク・ゴバ・ブネン—はロゾとは別系統の戦士たちで、彼らはそれぞれ異なる戦闘スタイルと性格を持ち、ロゾの下で戦いに参加していました。
三兄弟はロゾの軍を支える柱としての役割を担い、実際の戦場でも彼らの存在が戦局に大きな影響を及ぼしました。
ロゾと三兄弟は直接の家族というわけではありませんが、犬戎族内部の序列においてロゾが王、三兄弟が重臣・武将として機能していた構図です。
彼らの連携によって犬戎軍は一時的に優勢に立ちましたが、次々と討たれていく中で軍の統率力は崩壊していきました。
三兄弟の全員が武将級なんてすごいね。
山の民が強すぎるだけだけど、あまり武で目立ったシーンはなかったよ。
犬戎王ロゾは戦死！その後の犬戎族の行く末
犬戎王ロゾは、橑陽での戦いにおいて明確に「死亡」が描かれたキャラクターの一人です。彼は犬戎族の王であり、非常に凶暴かつ野性的な戦士で、楊端和率いる山の民軍を苦しめました。
実際にロゾを討ち取ったのは、秦軍の壁です。山の民との連携で前線を突破し、ロゾに一撃を加えた場面は、彼の意外な活躍として読者の印象にも残りました。
さらに、ロゾは犬戎の民に対して圧政を敷き、恐怖で支配していました。その支配体制を趙は黙認し続けていたため、犬戎族の不満と不信は極限に達していたのです。
ロゾが敗れた後、楊端和が犬戎族に向けて「解放者」になると宣言しました。この言葉に心を動かされた犬戎族は、彼女を新たな主として認め、楊端和に忠誠を誓う展開となります。
ロゾを良く討てたよね。
ほんとそれ！数的不利のなかでよく勝てたよ。楊端和の陽動作戦が成功した形だね。
舜水樹は本当に死んでいない？橑陽戦後の行方
出典:キングダム より
舜水樹の撤退劇と青歌での再登場
橑陽での敗北後、舜水樹は李牧軍の副官としての立場を保ちながら、李牧の救出や太子嘉の保護といった極秘任務を次々に遂行し、そのまま青歌という新たな政治・軍事の中心へと拠点を移します。
彼の動きは非常に慎重で、趙国内の動乱を生き延びる知略を持っていることが作品内で繰り返し描写されています。
戦場を離れてなお、舜水樹は李牧の片腕として重要な軍事戦略を支える立場を保っており、その活躍は今後の物語にも深く関わることが予想されます。
舜水樹って、いったい何者？
舜水樹がどういった武将なのか、李牧になぜ評価されているかまだ良くわかっていないんだ。
「舜水樹は実在する人物？」史実との照合と考察
舜水樹は実在の歴史上の人物ではなく、『キングダム』独自のフィクションキャラクターとして登場しています。
しかし、李牧という実在の名将の片腕として描かれることで、リアルな政略ドラマの中に巧みに組み込まれています。
彼の立場や行動は、戦国時代の補佐官や軍師の実例と重なる点も多く、創作ながらも極めて説得力のある人物造形と言えるでしょう。
史実とフィクションの境界を行き来するような舜水樹の描写は、読者に深い没入感を与えています。
歴史上にも舜水樹っていたの？
いや、完全なオリジナルキャラだよ。
舜水樹の評判とネットでの議論：スパイ説や髪型まで分析
ネット上では舜水樹に対する評価は二極化しています。
一方では「冷酷すぎる」「敵側でもかっこいい」と高く評価され、他方では「何を考えているかわからない」「裏切りそうで怖い」「嫌い」といった不信感を持たれることも少なくありません。
とりわけ髪型のインパクトや無表情な態度、李牧に対する忠誠心の強さなどが話題となり、「スパイ説」「李牧より有能説」など、さまざまなファン考察を呼んでいます。
SNSや掲示板では、登場のたびにその振る舞いやセリフが注目される存在になっています。
ネットでは舜水樹の髪型ネタが多いよね！
髪型は白ナスとも揶揄されてるみたい。
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犬戎族とは何者か？キングダムに登場する異民族の謎
犬戎の読み方・由来・史実的背景とは？
「犬戎（けんじゅう）」と読むこの民族は、実際の中国古代史にも登場します。
史実によると、犬戎は紀元前8世紀ごろに周王朝に侵攻し、当時の周王・幽王を滅ぼす要因となったとされる異民族です。
特に西方の辺境地域に勢力を持っていたとされ、遊牧民族的な生活様式や野性的な戦闘手段が特徴とされていました。
『キングダム』においては、この史実をベースにしつつ、さらに誇張された形で、獰猛かつ野蛮な戦闘民族として描かれています。
彼らの見た目や戦い方は中華の秩序から外れた異質さを強調しており、その存在が物語に緊張感を加えています。
犬戎が登場したのは何巻・何話？エピソード紹介
犬戎が初めて本格的に登場するのは、第49巻528話「犬戎の末裔」からの橑陽戦編です。
49～53巻を通じて、犬戎王ロゾやその兄弟たちが登場し、山の民軍との激しい戦闘を繰り広げます。
彼らの戦闘スタイルは、既存の中華系の武将たちとは大きく異なり、圧倒的な腕力や残虐性を活かした肉弾戦が中心です。
この橑陽戦は、読者にとってもこれまでの合従軍編などと一線を画す異民族との戦いとして鮮烈な印象を残し、シリーズ全体の中でも特にユニークなエピソードとなっています。
趙軍が橑陽(りょうよう)城を巻き込んだんだよね。
ロゾが参加した理由はうまい羊の肉。そんなに美味しいのかな？
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まとめ
記事のポイントをまとめます。
橑陽戦は単なる局地戦ではなく、犬戎族を山の民に仲間入りさせることと、李牧の作戦破綻を同時に描きました。
犬戎王ロゾの最期、舜水樹の撤退、それぞれのキャラが物語にどう関わり、どう去ったかを理解することで、物語全体の厚みがより一層深まります。
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