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魔軍司令として軍団長達を束ねる立場だったハドラーでしたが、部下である軍団長はクセが強すぎてチームとして纏めるのは一筋縄ではいかないメンバーばかりです。
そんな部下を投げ出すことも出来たはずですが、魔軍司令の立場を守りたい一心でハドラーは苦悩することとなります。まさに現代の中間管理職が抱えてる悩みと同じようなため、ハドラーを通してマネジメントを考えさせられます。
そんなハドラーの視点から部下達の特色を見ていきたいと思います。
クロコダインは忠誠心が高く一番頼れる存在
ハドラーから見たクロコダインは忠誠心が高く扱いやすい部下だったと考えられます。そのため初めてダイ討伐の依頼をしたのもクロコダインでした。
ダイの討伐を依頼した直後はダイの見た目が子供だったため、冗談はやめてくれとハドラーからの依頼を断ろうとするも、きちんとハドラーがなぜダイ討伐を頼むのかの背景から説明をするときちんと討伐に動いてくれました。
そのためハドラーもクロコダインに対する信頼は高く優秀な部下と認識していたものと思われます。
しかし忠誠心が高く純粋な性格から他者に利用されやすい特徴もあるため、ザボエラのような存在には注意が必要です。
ヒュンケルは上司を馬鹿にしてくる性格に難がある部下
育ての親であるバルトスが殺されたのは、ハドラーの力がアバンに及ばなかったためだったと考えているヒュンケルです。
なので立場では上司であるはずのハドラーに対して実力がないと判断し馬鹿にした態度を示してくる嫌な性格の部下です。
ここでキツく指導を…と言いたいところではありますが、組織のトップであるバーンから可愛がられているためそれも難しい状況です。
魔王軍の中には人事異動の概念はないかもしれませんが、もしあればハドラーは人事異動をバーンに申し出てヒュンケルと距離を取るほかないように思われます。
フレイザードは血気盛んな新人
フレイザードは生まれたばかりで自身の歴史がなく権威を求める、言わば入社直後の新人のような存在です。
ただ物分かりが良い新人であれば可愛いものですが、フレイザードは勝利という手柄があれば良いと考えているタイプとなります。
しかし上司であるハドラーに対しては禁呪法で生み出された経緯もあるため、ダイ討伐に向けての総攻撃を容認するなど一定の指示には従ってくれるような場面もあります。
会社内で例えると上司のコネで入社したため一応言うことは聞いておこうかというようなスタンスと思われます。
ですが現状のまま組織にいては手柄を得たいという欲求から無鉄砲に行動をおこし失敗をしてしまうのは目に見えております。
会社組織であれば部下の失敗は上司であるハドラーの責任となるため、現時点では指示に従ってくれている状況ですが部下として使い続けるのはリスクでしかありません。
ザボエラは出世しか考えていない
「強者とは強い奴のことでは無い!!戦いの場に最後まで残っていた奴のことよっ!!」
と配下に着く人物を選び変えながら自分の成り上がりだけを考えているザボエラです。
そのため人事評価を低くつけると、自身が上司の命令を無視して招いた結果であっても恨みを持ち復讐するタイプとなります。
現に出世に焦り自身の軍をハドラーの許可なく動かしてダイ討伐にいったザボエラを親衛騎団のヒムが連れ戻し、その罪から牢獄に入れます。
そこで本来は死刑となるところをハドラーの温情で魔牢幽閉で済んだことを伝えるのですが、そんな温情など関係なく恨みを持つのでした。
そしてバーンに対してハドラーが優位に戦闘を進めているなか、牢から抜け出たザボエラはバーンに加担しハドラーを拘束。
「い いまでェ〜す!!大魔王さまぁ〜っ!!」
「このハドラーめにご鉄槌をお下しくだされぇ〜っ!!」
とハドラーの温情など関係なくバーンに加担をするのでした。
バランは自分以上に優秀すぎる部下
バランは超魔生物となったハドラーでも全く敵わなかったため、バランを例えるなら年上で経験値が高いベテランの部下でしょうか。
全軍団で勇者討伐をすると言っておきながらバランだけにはダイが竜の騎士だと気づかれたくないため、カール王国をおとしてほしいとの指示をしますが、
バランも
「そのダイとかいう小僧と私が出会ってはまずい理由でもあるのかね…?」
と違和感を感じますが
「…フッまぁ良いわ ここは魔軍司令どのの顔をたてておこう」
と一定の指示は聞き入れて貰えるような描写もあります。
しかしベテランの部下というのは扱いはとても難しいものです。気分を害することがあれば止めることは容易ではないため、まさに腫れ物に触るように丁寧に扱わなくてはいけません。
ミストバーンは社長の指示しか聞かない
ミストバーンは
「…大魔王さまのお言葉はすべてに優先する…!!」
という会社組織であれば社長であるバーンの指示が絶対と考えている部下となります。
組織人であれば社長を尊重するのは当然ですが、中間管理職であるハドラーが社長であるバーンの命令を自分なりに咀嚼し部下に指示をだし、部下に行動をして貰うことがハドラーの仕事となります。
しかしミストバーンは中間管理職のハドラーを飛び越し社長の指示が絶対といっている部下となりますのでハドラーの立場はありません。
またコミニケーションを取ろうにも
キルバーンから
「まったくキミときたら必要がないと百年でも二百年でもだんまりなんだからなァ…!」
と言われるぐらい無口過ぎるためコミニケーションも取れないという欠点も抱えています。
まとめ
ハドラーがいかに中間管理職として難しいポジションにいたことがお分かり頂けたと思います。
また部下ではないですが社長であるバーンからは黒の核晶である爆弾を体内に埋め込まれていたということもあり、上司と部下の板挟みになる中間管理職の難しさがハドラーを通して感じられます。
以上ハドラーをマネジメントの観点から見てみました。ご興味頂けましたら是非、ダイの大冒険を読んで頂ければ幸いです。
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