劇場版『鬼滅の刃 無限城編』の第一章「猗窩座再来」が、いよいよ2025年7月18日に公開されました。
ファン待望の無限城編がついにスクリーンで始動するということで、「どこまでのストーリーが描かれるのか」が気になるところです。
今回の劇場版『猗窩座再来』では、原作の第140話から第156話（単行本16巻〜18巻）までが描かれる可能性が高いと予想されていました。
※この記事には『鬼滅の刃 無限城編 第一章』のネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
ついに無限城編が劇場版で始まったね！
うん、今回は“猗窩座再来”ってタイトルがついてるから、彼の出番がたっぷりありそうって予測だったけど結果はどうだったかな？
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猗窩座再来はどこからどこまで？【原作対応話数を徹底解説】
出典:鬼滅の刃 より
©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable
猗窩座の過去は描かれる？キービジュアルに隠された伏線
- キービジュアルには猗窩座に花火の描写
- これは、恋雪と狛治の思い出を象徴するモチーフ
- 狛治の「人間だった頃」がしっかり描かれる証拠と考えられる
公開された「猗窩座再来」のキービジュアルには、猗窩座の瞳の中に美しく打ち上がる花火が描かれています。
この描写は単なる視覚的な演出にとどまらず、彼の過去に深く関係する象徴的な要素として、物語の構成に強い示唆を与えていると考えられます。
なぜなら、猗窩座――かつての狛治が人間だった頃、病弱な少女・恋雪と交わした花火にまつわる思い出が、彼の心の最も大切な部分を形成しているからです。
狛治は、体調の優れない恋雪に対して、「今日行けなくても、花火は来年も再来年も上がる。だからその時に一緒に行けばいい」と優しく語りかけ、未来への希望を語りました。
この言葉には、恋雪を気遣う狛治の思いやりと、ふたりの間に芽生えた深い絆が込められています。この励ましの言葉に心を動かされた恋雪は、狛治に対して強く惹かれ、ふたりの関係は婚約という形に進展します。
こうした背景を知った上でキービジュアルを見返すと、猗窩座の瞳に映る花火が、単なる視覚効果ではなく、彼の魂に刻まれた「大切な記憶の象徴」であることがよく分かります。
特に、猗窩座の過去において“花火”という言葉が非常に象徴的に描かれていることから、「猗窩座再来」は過去編までをしっかりと含む内容である可能性が高いと考えられていました。
えっすごっ！猗窩座の瞳に映る花火は気づかなかった！
予告はすごいシーンが満載だったからね！気づかないよね！
「無限城編」第一章は何話まで進んだ？【映画3部作の導入部とは】
▶ 映画で描かれた原作話数の範囲
| 内容 | 原作話数（単行本） |
|---|---|
| 無限城突入 | 第139話（16巻）〜 |
| しのぶ vs 童磨（前半） | 第141話〜第143話 |
| 善逸 vs 獪岳（決着あり） | 第144話〜第146話 |
| 義勇＆炭治郎 vs 猗窩座（決着） | 第147話〜第157話(途中)（18巻） |
「猗窩座再来」は無限城編の序盤に位置するストーリーを中心に描かれており、話の流れも原作を踏襲しております。
具体的には、原作コミックスでいえば第140話から第157話(途中)までの内容で展開をして該当します。
この範囲には猗窩座の再登場や義勇・炭治郎との共闘、善逸と獪岳の兄弟弟子対決、そして胡蝶しのぶと童磨の運命の対決など、ファン必見のエピソードが凝縮されています。
また、過去の劇場版『無限列車編』では第54話から第66話までの13話分となりましたが、「猗窩座再来」は17～18話分となっており、上映時間も1時間57分から2時間35分と大幅に伸びております。
また無限列車編が大ヒットした背景には、映画ならではの迫力ある映像演出、原作ファンも納得の忠実なストーリー展開、そして煉獄杏寿郎という魅力的なキャラクターの存在がありました。
とりわけ煉獄と母親との絆や、彼の壮絶な最期に涙したという声は多く、世代を超えた感動を生みました。
この成功体験をふまえ、「猗窩座再来」でも猗窩座の過去を掘り下げ、彼と炭治郎たちとの決着までを丁寧に描くことで、観客の心を揺さぶる構成となっております。
猗窩座の過去までやってくれたことに感謝だね！
上映時間は長かったけど、見どころばかりであっという間に時間が過ぎた感覚だったね！
▼無限城編 第一章のネタバレ解説はこちら▼
「猗窩座再来」に登場するキャラ・上弦の鬼は？
出典:鬼滅の刃 より
©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable
▶ 登場する上弦の鬼
| 名前 | ポジション | 備考 |
|---|---|---|
| 猗窩座 | 上弦の参 | メイン敵。炭治郎＆義勇と戦闘 |
| 獪岳 | 上弦の陸 | 善逸と対決。過去回想あり |
| 童磨 | 上弦の弐 | しのぶと戦闘開始 |
「無限城編」第一章の本編映像を使用した本予告がすでに公開されており、そこには上弦の鬼たちの姿がはっきりと映し出されています。
具体的には、上弦の参・猗窩座の登場はもちろんのこと、上弦の弐・童磨と胡蝶しのぶの戦闘シーンの一部、また、我妻善逸と上弦の陸・獪岳の対峙シーンも確認されています。
これらの描写から、猗窩座を含む三人の上弦の鬼――童磨、獪岳、猗窩座の登場が本編で確実に描かれるものと予測できておりました。
そして上弦の陸・獪岳については、アニメ勢へのネタバレを避けるため、予告映像では顔が伏せられた演出が取られており、制作側の配慮も感じられます。
一方で、上弦の壱・黒死牟と上弦の肆・鳴女の登場に関しては明確な情報が出ておらず、第一章で描かれるかどうかは不明でしたが、最後に少し登場する程度で原作通り、メインは童磨、獪岳、猗窩座でした。
やはり原作通りに猗窩座がメインとなったね！
そうだね。あとは第二章以降の展開もあるから最後に黒死牟と鳴女も少し登場したね！
▼無限城編で死亡するキャラクターの一覧はこちら▼
猗窩座再来は原作のどこまで描写された？
▶ 主な戦闘まとめ
| 戦い | 決着の有無 | 感情の見どころ |
|---|---|---|
| しのぶ vs 童磨 | 未決着 | 死亡とカナヲへのバトン渡し |
| 善逸 vs 獪岳 | 決着あり | 過去と決別 |
| 炭治郎＆義勇 vs 猗窩座 | 決着あり | 猗窩座の過去 |
「猗窩座再来」で描かれる範囲については、善逸と上弦の陸・獪岳の戦いが、決着に至るまでしっかりと描かれると予想されていました。
これは、予告映像における対峙シーンの描写や、劇場版でのドラマ性重視の傾向から判断されていましたがその通り展開されました。
また、上弦の弐・童磨と胡蝶しのぶの戦いについては、しのぶの死をもって一時的に区切られ、決着は次章以降に持ち越されております。
しのぶの最期は感情的なクライマックスとして機能し、その後のカナヲや伊之助との戦いへとバトンを渡す形になっていますので童磨との決着は第二章で描かれることでしょう。
そして本作のタイトルでもある上弦の参・猗窩座に関しては、彼の過去の描写や内面的な葛藤が深く掘り下げられ、最終的な決着までが丁寧に描かれました。
劇場版ならではの映像表現を活かした、炭治郎と義勇との壮絶な連携バトルが大きな見どころで圧巻の演出でした。
童磨戦はしのぶ死亡までで獪岳と猗窩座は決着まで描かれたね！
ここは原作の流れを変えずに進めたね！
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「猗窩座再来」の公開日はいつ？予告映像から分かる描写も
出典:鬼滅の刃 より
©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable
「猗窩座再来」は2025年7月18日（金）に全国ロードショーが決定し、予告映像が公開されファンの間で大きな話題を呼んでいます。
特に予告映像で印象的なのが、冒頭に流れる鱗滝左近次のセリフです。
これは原作コミックス17巻の第147話に登場するもので、「最終局面という言葉が何度も頭を過る」「この長い戦いが今夜終わるかもしれない」という、無限城編の緊張感を象徴するナレーションとなっています。
また、上弦の弐・童磨と胡蝶しのぶの戦闘シーンも見どころですが、それ以上に注目すべきは富岡義勇のワンカットです。
予告の中で、義勇が痣を発動する前でありながら、刀も折れていない状態で傷を負っているシーンが確認できます。
これは猗窩座の攻撃によって吹き飛ばされた直後の場面と考えられ、激しい衝撃によって義勇が背中の痛みに苦しんでいる描写と予測できます。
その後、義勇はすぐに痣を発動する展開へと移るため、この予告シーンはまさに猗窩座との戦闘の中盤を切り取ったものである可能性が極めて高く、少なくとも義勇が痣を発動するまでの戦闘は映画で確実に描かれると予想しておりましたが、やはり猗窩座の攻撃によって吹き飛ばされた直後のシーンでした。
映像は短いながらも情報が密に詰まっており、音楽、演出、台詞、背景美術など、どれも劇場クオリティで作り込まれていることが確認できます。
ファンの中には、予告編の分析動画を作るほど、1カット1カットに意味を見出している人もいるほどで、今作の注目度の高さがうかがえます。
やっぱり予告編の映像からでも結構予測出来るものだね！
そうだね。細部にわたり作りこまれているからこそ様々な情報があるんだね。
▼無限城編の興行収入はどこまで行く？前作を超えるのか▼
主題歌はAimer×LiSA！W主題歌に込められた意味とは？
主題歌は2曲体制：
- Aimer「太陽が昇らない世界」
- LiSA「残酷な夜に輝け」
主題歌は、これまでのシリーズ同様に大きな注目を集めています。今作ではAimerさんとLiSAさんのW主題歌が発表され、ファンの間では大きな話題となっています。
それぞれの楽曲タイトルは「太陽が昇らない世界」「残酷な夜に輝け」とされており、どちらも猗窩座というキャラクターの内面や、彼がたどる悲劇的な運命を象徴するような深い意味を持つタイトルです。
Aimerさんはこれまでも『鬼滅の刃 遊郭編』の主題歌を担当し、儚さと力強さが共存する歌声で作品世界を盛り上げてきました。
LiSAさんはシリーズの初期から主題歌を手掛けてきた“鬼滅の顔”ともいえる存在で、感情を込めた表現力で知られています。この二人のアーティストが再びタッグを組むことで、感動と迫力を兼ね備えた音楽演出が期待されています。
また、W主題歌という形で二曲同時に展開されるのは、猗窩座再来の物語が複数の視点や感情に満ちた構成であることを示しているとも考えられます。
一方は猗窩座の過去と哀しみを、一方は炭治郎や義勇の決意を象徴するような楽曲になっている可能性が高く、音楽そのものが作品の語り部となるような存在になっているのです。
いやぁ主題歌はまさかのW主題歌だったね！
AimerさんとLiSAさんのW主題歌！とくにOPでのAimerさんの歌はテンションが上がったね！
映画『猗窩座再来』の戦いはどう描かれた？バトル範囲を解説
出典:鬼滅の刃 より
©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable
バトル描写の範囲：
- 義勇＆炭治郎 vs 猗窩座（決着まで）
- 善逸 vs 獪岳（決着あり）
- しのぶ vs 童磨（死亡まで。その後は次章）
本作は無限城編3部作のうちの第一章であり、描かれる戦いは、上弦の弐・童磨との戦い、上弦の陸・獪岳との戦い、そして上弦の参・猗窩座との戦いの三つです。
まず、上弦の弐・童磨戦では、胡蝶しのぶが命をかけて挑む場面が描かれ、彼女の死によって一度戦いに区切りがつくと考えられます。しのぶの最期は感情的なクライマックスとして非常に印象深く、今作の中でも特に衝撃的な場面となりました。
次に、上弦の陸・獪岳との戦いでは、我妻善逸との一騎打ちが展開され、こちらは決着まで描かれました。予告でも対峙する姿が確認されており、獪岳の過去や心情も含めて描写されております。
そしてメインとなるのが、上弦の参・猗窩座との戦いです。本作のタイトルが「猗窩座再来」となっていることからも、彼の戦いが物語の中心となるのは明白であり、過去の回想を含めた上での決着までが丁寧に描かれました。
炭治郎と義勇の共闘、そして猗窩座の内面に踏み込んだ深いドラマが展開されます。
このように、第一章では三つの上弦の鬼との戦いがそれぞれ異なる展開を見せながら進行し、物語のテンションを一気に高めていく構成となっております。どの戦いにもそれぞれのキャラクターの成長や想いが込められており、アクションだけでなく感情面でも大きな見どころです。
3つも戦いが見れるなんて、すごく贅沢だよね！
あのクオリティのアニメーションで見れる戦闘シーンは圧巻だったね！
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原作と映画の違いはある？アニメオリジナル展開も必見
原作とアニメで無限城編の猗窩座の描かれ方に違いはあるのか？映画を観た多くのファンが注目していたポイントです。
かつての『鬼滅の刃 無限列車編』でも、オリジナルシーンが数多く追加され、アニメならではの感情描写が話題を呼びました。
今回の『無限城編 第一章 猗窩座再来』でも、以下のようなアニメオリジナルの演出が加えられています。
映画版で追加されたアニメオリジナル描写（一部抜粋）
- 村田の“水の呼吸”が描かれるシーン
原作では詳細に描写されなかった村田の水の呼吸の型が、アニメーションでしっかりと披露される場面も追加されています。炭治郎たちの戦いを支える“縁の下の力持ち”である村田が、自らの技を駆使して戦いに加わる姿は、これまでスポットの当たりにくかった彼の剣士としての魅力を掘り下げる印象的な演出となっています。 - 猗窩座（狛治）がお手玉をするシーン
恋雪の看病中、最初はぎこちなく1つだけのお手玉から始まり、やがて2つ、そして3つと次第に上達していく様子が丁寧に描かれていました。狛治が恋雪とともに過ごした静かで穏やかな日々の時間の流れを象徴しているようでした。 - 炭治郎と義勇、それぞれの鎹鴉による励まし
戦いの後、気絶した炭治郎と義勇に対し、それぞれの鎹鴉が語りかけるシーンが追加。原作には存在しない完全オリジナルのワンシーンでありながら、彼らが主人を慕っていることがよくわかる温かみのある演出となっていました。 - 無惨のセリフの追加
猗窩座消滅後、無惨が「猗窩座を倒していい気になるな。私を倒さねば意味はない」と語るシーンも追加。このセリフは、彼の圧倒的な存在感と冷徹さを際立たせる象徴的な一言であり、まさに“ラスボス”という威圧感を表現していました。そして炭治郎たちの勝利がまだ序章に過ぎないことを観客に強烈に印象づけ、物語全体のスケール感をさらに押し広げています。
演出面での違いも際立つ
- 無限城の描写が圧巻
無限城のスケール感やその異様な構造美は、アニメならではの緻密な映像表現によって、原作以上に強く観客の五感に訴えかけてきます。無限に広がるかのような空間構造、視界が歪むような床や壁の配置、重力の概念すら曖昧になるような異次元的な奥行きの演出など、原作では表現しきれなかった“美”が、圧倒的な立体感をもって迫ってきました。特に階層ごとの構造の違いや、カメラワークによって、無限城という異空間の底知れぬ広さと不気味さがリアルに体感できる映像体験となっています。 - 戦闘シーンの密度が大幅アップ
原作では描ききれなかった技の動きやエフェクト、精神的な駆け引きが精微に描写されており、戦闘における緊張感やキャラクターの呼吸までが感じられるほどの臨場感が再現されています。特に、剣撃の軌道や爆発的な衝突の瞬間には細やかな作画と演出が施されており、視覚的な迫力と共に音響の効果も加わることで、観る者を物語の中心へと引き込んでいきます。
印象的だった主題歌の演出
- W主題歌が話題に
Aimer「太陽が昇らない世界」はオープニングで、LiSA「残酷な夜に輝け」はエンディングでそれぞれ使用されています。特にAimerの楽曲が流れるオープニング映像は、映像美と音楽が完璧にシンクロしており、「これから始まる激闘」にふさわしい圧倒的な高揺感と没入感を視聴者に与えてくれます。背景美術やキャラクターの動きもこの楽曲にあわせて構成されており、アニメーションとしての完成度も際立っています。また、LiSAのエンディングテーマも戦いの余韻と切なさを美しく締めくくる構成となっており、W主題歌の相乗効果で物語への没入度がさらに高まる演出になっています。
観客の間では「猗窩座で泣いた」といった感想もSNSで多く見られ、アニメならではの感情の深掘りに感動した声が多数上がっています。。
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まとめ｜無限城編の幕開け！「猗窩座再来」はここまで描かれる
記事のポイントをまとめます。
劇場版「猗窩座再来」は、無限城編の幕開けとして非常に重要な一作です。
猗窩座というキャラクターの背景や葛藤が深く掘り下げられ、彼との戦いが壮絶かつ感情的に描かれることで、作品全体の厚みが増します。
W主題歌や予告映像の演出からも、本作がシリーズ屈指の感動作となっており、今後の展開への期待がさらに高まります。
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