※本記事にはプロモーションが含まれています。
『ダイの大冒険』では、アバンやラーハルト、ヒムなど一度死んだと思われたキャラクターが復活することはありましたが、ヒュンケルほどに死亡フラグをヘシ折ったキャラクターはいないでしょう。
魔王軍では不死騎団長として在籍をしていましたが不死は異名で、ヒュンケルはただの人間です。
しかし、どんなに傷を負っても、これは流石に死んだよなぁと思うような描写があっても全く死ぬことはありません。
そんな死亡フラグをことごとくヘシ折ってきたヒュンケルをみていきましょう。
溶岩に飲み込まれる
大魔王バーンの命によりダイ抹殺にあたったヒュンケルは、地底魔城でダイと戦闘を行い敗北。
また魂の貝殻に込められたバルトスの遺言を聞いたことで父バルトスの生命を奪った仇だとアバンを恨み、人間を恨み続けてきたヒュンケルでしたが誤解だったこと、仇と恨んでいることを知りつつも見守ってくれていたアバンと、マァムの優しさにも触れ改心しました。
しかし、そこへ手柄を横取りしようと来たフレイザードが死火山を噴火させます。
噴火したことで溶岩に囲まれ脱出出来ない状況に…。
そこでヒュンケルはダイ達を助けるため岩の上にダイ達を乗せ、ヒュンケル自身は溶岩に身体が浸かりながら、溶岩の外へダイ達を投げ飛ばし救出しました。
しかしヒュンケルは脱出することは出来ず、溶岩の中に飲まれ消えます。
まさに映画ターミネーターを彷彿させるような描写で、その後にクロコダインによって救出されていることが分かりますが、ターミネーターでさえも助からなかった溶岩に浸かるという行為ですが、そこはヒュンケル。
ほぼ無傷で生還し、すぐにダイ達の支援に駆けつける異常な生命力をみせつけます。
だめだ…生きてはいるが…もう二度と戦えまい…
次にご紹介するのは、すさまじいダメージを負って手当てしても効果がないはずのヒュンケルが当たり前のように戦場に復帰するシーンをご紹介します。
単身で大魔王バーンと戦い、捨て石になろうとしているバランを力づくで止めるためヒュンケルは己の闘気を無にすることで敵の攻撃を受け流し、カウンターで倒す「無刀陣」をつかいます。
技の特性を察したバランでしたが、距離をとって呪文で「無刀陣」の構えを解こうにもヒュンケルには呪文が効かないため出来ません。
そのためカウンターを狙っていることが分かりながらも、バランは攻撃を仕掛けます。
そこへ一部始終を見ていたアルビナスがバラン、ヒュンケルの2人ともを同時に倒すため割って入り「ニードルサウザンド」を放ちます。
バランは一撃に全身全霊を注いでおりアルビナスへの対応が出来なかったため、ヒュンケルは「無刀陣」のカウンターする相手をアルビナスに変え迎撃しバランを救います。
ですがヒュンケル自身はバランの技を無防備で受ける結果となりました。
その傷ついたヒュンケルを見てバランは「だめだ…生きてはいるが…もう二度と戦えまい…」、クロコダインも「なにをどうしたらこれほど無惨な姿になるのだっ!」とその惨劇を物語っています。
ここで多くの読者の方もヒュンケルはもう戦えずに戦線離脱をしたと思ったのではないでしょうか?
しかし、その後のヒュンケルはというと、最初こそは病床から立つのもやっとの状態で、レオナからは「行ってもダイ君たちの役には立てない!」と言われましたが、戦場に復帰した後は死の大地で親衛騎団と戦い、老バーンとの初戦にも参加。
もう戦えない、役には立てないと言われていましたが、全く怪我を感じさせない動きで復帰しました。
…静かにしろよ こいつははじめて安らかに眠っているんだ…
最後にご紹介するのはやはりこのシーン。
ヒム「…静かにしろよ こいつははじめて安らかに眠っているんだ…」。
昇格(プロモーション)によって復活したヒムを「無刀陣」の応用でなんとか倒したヒュンケル。
しかし、バーンパレスの掃除屋ことマキシマムが登場し満身創痍の中で連戦となります。
マキシマムは相手のHPとMPを数値化し目視する能力を持っており、対峙した時点でヒュンケルのHPは21しかなく、あと一撃で即死すると言われました。
その後、マキシマムは超金属(オリハルコン)戦士を使って攻撃を当て続けるもHP1から全く減らず、ゲームであればバグ?と思うような状況に。
HPが減らないため、ヒュンケルはやりたい放題で次々と超金属(オリハルコン)戦士を素手で砕いていきます。
追い詰められたマキシマムは頭脳にインプットされたヒュンケルの過去の全データを再検索し、弱点である仲間を犠牲にすることが出来ない特性を利用するため、傷ついたヒムを標的することでヒュンケルを無効化させます。
マキシマムがヒュンケルへとトドメを刺そうとしたところへ、死んだはずのラーハルトが復活し助けに入り、マキシマムを倒します。
そしてラーハルトはもう戦えないヒュンケルの意思と鎧の魔槍を継いでダイの元へ向かいます。
ラーハルトを見送るヒュンケルは心の中で、「互いの死に目を看取った仲とは…なんとも奇妙な縁だな」と言います。
これはテランで死んだラーハルトを看取ったヒュンケルが、今度はラーハルトに看取られることを奇妙な縁と表現しており、これからヒュンケル自身は死ぬということを暗示しております。
さらに、後から合流したクロコダイン達がヒュンケルのことをヒムに聞くと、
「…静かにしろよ こいつははじめて安らかに眠っているんだ」
と言います。
そしてヒュンケルが横たわっている描写となるため、多くの方がヒュンケルは死んだと受け取ったと思いますが、本当にヒムの言葉通り眠っているだけで生きているとは逆に意表を突かれたのではないのでしょうか。
ここまで死亡フラグをヘシ折るキャラクターはダイの大冒険に限らず他の漫画キャラでも中々いないと思います。
まとめ
ヒュンケルの死亡フラグをヘシ折るシーン3選をご紹介致しました。
他にもヒュンケルを紹介している記事がありますので是非ご確認ください。
ヒュンケルはご紹介しきれないぐらいに、さまざまな魅力を持つキャラクターとなりますので、まだ『ダイの大冒険』を読んでいない方はこの機会にどうでしょうか?また読んだことのある方もヒュンケルの活躍をもう一度見返してみて頂ければと思います。
ダイの大冒険の公式サイトはこちらから
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