【鬼滅の刃】童磨の最期を完全解説｜死亡シーンは何話？倒したキャラ・人間時代まで徹底解説！

『鬼滅の刃』の中でも、強烈なインパクトを残した上弦の弐・童磨（どうま）。

冷酷非情な性格で胡蝶しのぶを吸収した非道な鬼でありながら、最後にはわずかな“人間らしさ”を垣間見せ、読者に強烈な印象を残しました。

この記事では、童磨の“最後”にまつわるすべてを徹底解説します。それでは、上弦の弐・童磨という異質な鬼の最期と、その裏に隠された哀しき本質を一緒にひも解いていきましょう。

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童磨の最後は何話？死亡シーンを徹底解説

項目	内容
死亡話数	第163話「心あふれる」
原作巻数	第19巻
死亡要因	胡蝶しのぶの毒＋カナヲ＆伊之助の連携攻撃
最後のセリフ	「これが恋というやつかなぁ」→「とっととくたばれ糞野郎」（しのぶ幻影）

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童磨が死亡するのは第163話「心あふれる」

出典:鬼滅の刃 より
©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable

童磨の死は『鬼滅の刃』第19巻・第163話「心あふれる」で描かれています。

上弦の弐として登場した童磨は、圧倒的な強さと無感情な人格で読者に強烈な印象を残しましたが、最期の瞬間にはほんのわずかに“人間らしさ”を垣間見せながら消滅します。

アニメ版では、童磨の最期はまだ描かれていませんが、今後予定とされる『鬼滅の刃 無限城編』の第二章で描かれると予想されています。

しのぶの壮絶な覚悟と、カナヲ・伊之助との連携による戦闘は、映画化によってさらに迫力ある名シーンになることでしょう。

頸を斬ったのはカナヲと伊之助｜しのぶの毒の効果

致命的なダメージを与えたのは、胡蝶しのぶが仕込んだ藤の花の毒でした。

しのぶは自らの体内に一年以上かけて藤の花の毒を蓄積し、それが致死量の700倍にも達していたのです。この毒を吸収した童磨は、表面上は無傷に見えても、内側から確実に崩壊が進行していきました。

その隙を突いて、カナヲは「彼岸朱眼」を発動。極限まで視覚能力を高め、童磨の血気術「霧氷・睡蓮菩薩」の連続攻撃を見事に回避します。

そして、渾身の力を込めて童磨の頸へと刃を当てましたが、カナヲの一撃だけでは頸を完全に斬ることはできませんでした。

その瞬間、伊之助がとっさに判断し、自身の刀をカナヲの刀めがけて投擲。

伊之助の刀が加わったことで刃にさらなる力が加わり、ついに童磨の頸を断ち切ることに成功しました。この偶発的かつ見事な連携こそが、上弦の弐・童磨を倒す決定打となったのです。

「とっととくたばれ糞野郎」で死亡確定｜しのぶの幻影が見せた真実

死の直前、童磨は幻影のしのぶに対して「俺と一緒に地獄へ行かない？」と告白します。

彼にとってそれは、初めて心の奥底から湧き上がった感情であり、他者への執着にも似た想いだったのかもしれません。

これまで一切の感情を持たず、冷徹に振る舞ってきた童磨にとって、その気持ちは非常に新鮮で、同時に不器用でぎこちないものでした。しかし、その一方的な告白に対して、しのぶは冷笑を浮かべながら一言、「とっととくたばれ糞野郎」と鋭く切り捨てます。

その言葉には、しのぶの積年の怒りと執念、そして命をかけた覚悟がすべて詰まっていたのです。この皮肉な瞬間は、童磨の空虚で冷たい存在を象徴するラストであり、ほんの一瞬だけ人間らしさに触れたかに見えて、結局はその扉を固く閉ざされた哀れな結末として描かれました。

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童磨 死亡の原因は？胡蝶しのぶの作戦を振り返る

出典:鬼滅の刃 より
©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable

しのぶの死亡は何話？童磨に吸収されたシーン

胡蝶しのぶは『鬼滅の刃』第17巻・第143話「怒り」で、上弦の弐・童磨との戦いに敗れ、体ごと吸収されて死亡します。

表面的には童磨に完敗したように見えるこの出来事ですが、実はしのぶの死は単なる敗北ではなく、周到に準備された「作戦の一部」でした。しのぶは、自らの非力さを自覚しており、童磨を単独で倒すことは難しいと悟っていました。

命を懸けた「毒殺計画」の元、長期期間にわたって藤の花の毒を摂取し続け、自分の体全体を毒の塊に変えていたのです。

この毒を童磨が体内に取り込むことによって、確実に弱体化させるという策略でした。

毒の正体と効果｜しのぶの体重37キロ分で致死量700倍が内部から効く

しのぶは一年以上にわたり、藤の花の毒を摂取し続け、自らの身体を徐々に“毒そのもの”へと変えていきました。この過酷な準備は、上弦の弐・童磨を討つための唯一の方法として、彼女が選び取った命がけの作戦です。

藤の花の毒は、鬼に対して強力な殺傷能力を持つことで知られており、これを武器として活用するために、しのぶは全身に毒を蓄積。

なんと、彼女の全体重37キロ分に致死量換算で約700倍もの毒が含まれるまでになっていました。

これは通常の摂取では到底到達できない量であり、皮膚や筋肉、血液はもちろんのこと、骨や内臓の隅々にまで毒を染み込ませた状態。まさに“全身が毒の塊”と化していたのです。

しのぶが吸収された直後、童磨の外見に変化は見られませんでした。しかし、彼の内部では確実に異変が始まっており、細胞単位での破壊が静かに進行していました。

毒の時間差攻撃がカナヲたちの勝因に

童磨の血気術「結晶ノ御子」は、彼自身と同等の能力を持った分身のような氷像を複数生み出すことができる強力な技。

「結晶ノ御子」は童磨に匹敵する技を放つことができるため、まともに相手取れば極めて危険な状況となります。しかしカナヲは、しのぶからあらかじめ「自分を童磨に吸収させて毒を送り込む」計画を聞かされていました。

しのぶの毒だけで童磨を確実に倒せる保証はなかったため、カナヲには「毒が効き始めたら必ず頸を斬って」と念押しされていたのです。そのため、カナヲは血気術による猛攻をかわしながら、毒の効果が現れるまでの時間を耐え抜くことに徹しました。

そして、童磨に変化が見え始めたとき、しのぶの策が成功しつつあると判断。彼岸朱眼を駆使して頸を狙い、伊之助の援護によってとどめを刺すに至ったのです。

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童磨を倒したキャラ一覧｜連携と想いの勝利

キャラ	活躍ポイント
胡蝶しのぶ	命を賭けた毒殺作戦で童磨を弱体化
栗花落カナヲ	「彼岸朱眼」を使い頸に攻撃。右目の視力を失う代償
嘴平伊之助	カナヲの刀を援護して頸を断ち切る。母の仇として激昂

胡蝶しのぶの命と毒で託した勝機

出典:鬼滅の刃 より
©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable

しのぶは『鬼滅の刃』第143話「怒り」において、上弦の弐・童磨との戦いの末、体ごと吸収されて命を落としました。

しかし、彼女の死は単なる敗北ではなく、後に繋がる勝利への決定的な布石だったのです。しのぶは、自らの全身に藤の花の毒を一年以上かけて蓄積しており、自分が吸収されることで童磨の体内にその毒を送り込むという作戦を立てていました。

この命を懸けた毒殺計画がなければ、上弦の弐・童磨を倒すことは不可能だったでしょう。毒は外見上の変化がすぐには現れないものの、内部から徐々に細胞を破壊していくという性質を持ち、童磨の能力を確実に削いでいきました。

しのぶの覚悟と綿密な戦略が、カナヲと伊之助による最終攻撃へと繋がり、童磨を倒す決定的な勝機をもたらしたのです。

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栗花落カナヲの彼岸朱眼と剣技

童磨との戦いでは、花の呼吸終ノ型「彼岸朱眼」が勝負の鍵となりました。

「彼岸朱眼」は、視神経を限界まで酷使して動体視力を極限まで引き上げる技で、発動には失明のリスクを伴う危険なもの。

それでもカナヲは、しのぶから託された願いと自らの覚悟を胸に、この技を躊躇なく発動。彼岸朱眼の発動により、右目の視力を失うという大きな代償を払ったカナヲですが、彼女の覚悟と行動がなければ童磨を倒すことは不可能だったでしょう。

嘴平伊之助の怒りと母への記憶

童磨は伊之助の顔に見覚えがあると語り、過去の記憶を振り返り始めました。

今からおよそ15年前、童磨のもとには「琴葉（ことは）」という名の若い女性がやってきていました。彼女は家庭内で暴力を振るう夫や冷酷な姑から逃れ、救いを求めて万世極楽教にたどり着いた信者のひとりでした。そしてその胸には、まだ赤ん坊の伊之助が抱かれていたのです。

琴葉は童磨のもとでしばらく平穏に過ごしていましたが、ある日、童磨が信者たちを食べている場面を目撃し極楽教を飛び出します。その際、琴葉は童磨から逃れる手段として、崖の上から伊之助を突き落とすという選択をします。幸いにも伊之助は川に落ちて命を取り留め、山育ちの野生児として成長を遂げることとなりました。

童磨との戦いの最中に母の記憶がよみがえったことで、伊之助の怒りは頂点に達します。しのぶの毒とカナヲの渾身の一撃に加え、母を殺されたという伊之助の激しい怒りと本能が、童磨の頸を斬る最終的な決定打となったのです。

童磨はなぜクズ？その狂気と非道を考察

出典:鬼滅の刃 より
©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable

感情が欠落している理由｜人間時代からの異常性

童磨は幼少期から感情というものを一切持たずに育ちました。普通の子どもであれば、家族の愛情や周囲の出来事に心を動かされるはずですが、童磨は生まれつきそのような情緒的反応が欠落していたのです。

加えて、童磨の瞳は虹色をしており、その神秘的な外見から人々は彼を「神の声が聞こえる奇跡の子」と崇めるようになります。その姿は宗教団体「万世極楽教」の中で神聖視され、絶対的な存在として信者たちに崇拝されることになります。

しかし、童磨自身はその状況を理解しながらも、感情がないがゆえに何一つとして人間的な共感や罪悪感を持つことができず、信者たちの苦しみや悩みに対しても「なぜ泣くのか」と、まるで他人事のようにしか受け止められませんでした。

この感情の欠如によって、人を殺すことが救済になると信じ倫理観を失った冷酷な存在へと変貌していく土台となったのです。

「クズ」と評価される具体的エピソード

童磨が「クズ」と評されるのは、単なる悪役としての振る舞いでは説明がつかないほどの冷酷さと、倫理の欠如が背景にあります。

彼は宗教団体「万世極楽教」の中で「神の声が聞こえる特別な子」として信者たちに崇められ、その役割を自らも受け入れて演じていました。

しかし実際には、童磨は極楽浄土の存在も神の加護も一切信じておらず、心の中では信者たちを「頭が悪い愚かな存在」と見下していたのです。信者たちを救済するどころか、彼は彼らを食べることで自らの栄養とし、その行為を「救済」と称して正当化していました。

喰らわれていく信者の表情は安らかではなく、恐怖に引きつったまま命を落としていきます。さらに童磨は、その行為に一切の罪悪感や哀れみを持たず、「普通の人間の振る舞い」を機械的に模倣するだけの存在でした。こうした描写は、彼が本質的にサイコパス的な性質を持っており、他者の苦しみや命の重みを一切理解できないことを示しています。

こうしたエピソードが重なった結果、読者の間では「童磨＝クズ」という評価が揺るぎないものとなったのです。

童磨の人間時代と過去｜鬼になる前からヤバかった？

項目	内容
出自	万世極楽教の教祖の子
特徴	虹色の瞳・感情の欠如
幼少期	感情が芽生えず、信者をバカにしていた
教祖としての振る舞い	優しく見せかけつつ、信者を喰べていた

万世極楽教の教祖の子として生まれる

童磨は宗教団体「万世極楽教」の教祖の子として生まれ、その見た目の神秘性から「神の声が聞こえる特別な子」として崇められました。

生まれつき虹色の瞳を持っていたことで、信者たちは彼に神聖な力が宿っていると信じ込み、彼に悩みや苦しみを託すようになったのです。しかし、童磨はそのような環境に違和感を抱きながらも、感情が欠如していたためにそれを重荷とも思わず、ただ“役割”として受け入れ、淡々と演じ続けていました。

悩み相談を受けることに対しても、本来の共感や同情とは無縁で、まるで仕事をこなすような感覚で接していたのです。

感情が芽生えず、信者を内心バカにしていた過去

童磨は表向きには優しく振る舞っていましたが、内心では「みんな頭が悪くてかわいそう」と信者たちを見下していました。

このような心の乖離は幼少期から形成されており、信者たちの純粋な信仰や感情を理解できず、むしろ「騙されやすい存在」として捉えていました。その結果、童磨は信仰というものを利用し、表面だけの慈愛を振りまくようになります。教祖としての「理想の姿」を演じ続ける一方で、心の中では何も感じず、ただ機械的に人間らしいふるまいを模倣するのみ。

こうして、彼の冷酷な人格は、信者たちの信仰心を逆手にとることで、より一層異常性を強めていったのです。

美しさと冷酷さのギャップが際立つキャラ性

美しい容姿と、穏やかな口調、優しげな態度を持つ童磨は、一見すると理想的な教祖像そのものです。

しかし、その内面は非情かつ無慈悲。信者たちを救済するふりをしながら、実際には彼らの命を奪い、それを「救い」と称して悦に浸っていました。このようなギャップこそが、童磨というキャラの最大の特徴です。

見た目や言動がいかに温厚でも、その奥底には共感や道徳といった“人間らしさ”が一切存在せず、ただ空っぽな器として振る舞っているだけ。その不気味さと恐ろしさが、彼のカリスマ性と悪役としての異常性を際立たせているのです。

結果として、童磨は鬼になる以前からすでに「心を持たない存在」として、人間離れした異質さを放っていたことがわかります。

童磨の最後に“人間らしさ”はあったのか？

しのぶとの最後の対話と“温かい気持ち”

童磨は消滅の間際、幻影として現れた胡蝶しのぶに「今はもう無い心臓が脈打つような気さえする。これが恋というやつかなぁ」とつぶやきます。

これまで一度も感情を持たなかった彼にとって、それは生涯で最初で最後の“心の揺らぎ”でした。

彼はそれを「恋」と呼び、自分にもこうした感情があったのかもしれないと、初めて人間らしさを認識した瞬間でもありました。

童磨の死が残した読者への余韻

しのぶの幻影に「俺と一緒に地獄へ行かない？」と語った童磨ですが、返ってきたのは「とっととくたばれ、糞野郎」という冷たい一言。

優しく微笑むその幻影の裏にあるのは、怒りと復讐、そして強い意志でした。

このやり取りによって、童磨の最期はスカッとするカタルシスを読者に与える一方で、しのぶの怒りと哀しみ、そして彼女が人生を懸けて挑んだ戦いの結末を深く印象づけるものとなりました。

童磨の「温かい気持ち」は、彼が本当に人間に近づいた最後の瞬間だったのかもしれません。

このラストシーンは、童磨という空虚なキャラクターにわずかな“心”の存在を感じさせ、同時に読者に大きな印象を残す、シリーズ屈指の名場面のひとつとなったのです。

よくある質問（FAQ）

童磨が死亡したのは何話ですか？

原作第163話「心あふれる」で死亡します。

童磨を倒したのは誰ですか？

胡蝶しのぶの毒で弱体化した童磨を、栗花落カナヲと嘴平伊之助が連携して倒しました。

胡蝶しのぶはいつ死亡したのですか？

第143話「怒り」で童磨に吸収され死亡しました。

童磨はしのぶに恋していたのですか？

一方的な歪んだ好意で、しのぶには「とっととくたばれ、糞野郎」と一蹴されています。

なぜ童磨は「クズ」と呼ばれるのですか？

感情の欠如、人命軽視、倫理観の破綻などが理由です。

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まとめ

記事のポイントをまとめます。

童磨の最後は、胡蝶しのぶの命がけの作戦、栗花落カナヲと嘴平伊之助の連携、そして本人の欠落した“心”が複雑に絡み合う、ただの悪役では終わらないエンディングでした。

童磨というキャラクターは、恐ろしさと虚無、哀しみを内包した“鬼の極地”とも言える存在でした。
彼の最期は、読者の心に重く、そして強く残る名シーンとして語り継がれています。

鬼滅の刃を読み返したくなった方は、ぜひ第143話〜第163話（第17〜19巻）を再確認してみてください。
あの衝撃の最期と、しのぶの執念の結末が、再びあなたの心を揺さぶるはずです。