【ダンダダン】囃子（HAYASii）とは？著作権問題でも注目を集めるキャラクターの真実

アニメ『ダンダダン』に突如登場したロックバンド「囃子（HAYASii）」は、圧倒的なパフォーマンスと音楽演出でファンを魅了しました。

しかし一方で「囃子（HAYASii）」の『Hunting Soul』の楽曲がX JAPANの名曲『紅』をオマージュしていると指摘され、YOSHIKI本人がSNSで言及したことで「著作権」をめぐる議論が巻き起こったことも大きな話題となりました。

この記事では「囃子（HAYASii）」の徹底解説と、著作権に関する問題の発端や最新の情報まで完全ガイドいたします。

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囃子の登場回と初登場シーン

第18話「家族になりました」で初登場

囃子が初めて登場するのは、アニメ第18話「家族になりました」。

物語の中盤で突如現れ、ライブさながらの演奏を始めるシーンは、多くの視聴者に強烈な印象を与えました。その演奏は迫力や臨場感にあふれ、視聴者にまるで実際のコンサートを体験しているかのような没入感を与えています。

音楽と映像のシンクロは高く評価され、作品全体のテンポを一気に盛り上げる効果を発揮しました。

さらにファンからは

• 「この1話のためにフル曲を用意するのは最早狂気」
• 「CV谷山紀章の正しい使い方」
• 「想像を余裕で超えてくるクオリティで笑う」

といった声が寄せられ、大きな盛り上がりを見せています。

幽世にも音が響く“除霊ロック”

ジジに取りついた邪視を祓うため、ロックバンド「囃子（HAYASii）」が登場しました。

彼らの演奏と歌は神仏に届くほどの熱量を持ち、霊感や霊能力はなくとも、その圧倒的な熱量によって強大な怪異とも渡り合うことができます。

その力は星子も太鼓判を押すほどで、楽曲のパワーと星子のお祓いの合わせ技で邪視を引き剥がす寸前まで追い込みました。

しかし、ジジは邪視はずっと閉じ込められていて遊びたかっただけで、やっと外に出られたのにまた殺されるのかと感じたため、「そんなの可哀そうだから殺さないで」と懇願し、お祓いは中止されました。

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囃子（HAYASii）の元ネタやモデル

出典:ダンダダンより
©龍幸伸／集英社・ダンダダン製作委員会

X JAPAN『紅』へのオマージュとYOSHIKIの反応

囃子は、ボーカルのトシロウ（CV:谷山紀章）、ギターのヒデジ（CV:中村源太）、ベースのパターソン（終始無口のためCVは不明）、ドラムのヨシキチ（CV:古田一晟）の4人で構成されています。

彼らのパフォーマンスや楽曲『Hunting Soul』には、X JAPANの名曲『紅』を思わせる演出が随所に盛り込まれています。

実際にYOSHIKI本人はSNSで

「えー？ この件何も知らないんだけど、こういうのってあり？ ファンのみんな、何が起こっているのか教えて」

とファンネルを狙った投稿をしましたが、ファンの反応は冷ややかでした。

さらに、アニメ『ダンダダン』の製作委員会にはソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社であるアニプレックスが関わっており、ソニー・ミュージックエンタテインメント自体が『紅』の著作権を管理する会社の親会社でもあるため、「グループ会社内で確認すれば済む問題ではないか」と感じた人も多く、批判が集まる結果となりました。

囃子（HAYASii）の名前と由来

「囃子（HAYASii）」という名前は、日本の伝統的な祭囃子を表現しており、祭囃子の高揚感やリズム感にヴィジュアル系の要素を加えることで、キャラクター性と音楽のインパクトを強調しています。

しかし「HAYASii」という表記については、X JAPANのYOSHIKIが「これって俺の林かな？笑」と、自身の本名である林佳樹（はやし よしき）に由来するのではないかと推測して発言。

この見解に一部のファンから更に批判が寄せられ、賛否が分かれる結果となりました。

囃子の声優と谷山紀章の熱唱

出典:ダンダダンより
©龍幸伸／集英社・ダンダダン製作委員会

谷山紀章氏の歌唱力と評価

囃子のボーカルを務めるのは、声優でありアーティストの谷山紀章さんです。

彼の力強いボーカルはキャラクターにリアリティを与え、「まるで本物のライブのよう」と高く評価されています。

特に囃子のボーカルを谷山紀章以外の人物が務め、声優としての芝居から歌唱までを再現することは難しかったのではないかとも言われています。

ファンの間でも「これぞ谷山紀章の真骨頂」と称され、彼が出演することでアニメと音楽の融合が一層際立ったと語られています。

GRANRODEOとの接点

谷山紀章さんは音楽ユニット「GRANRODEO」のボーカルとしても有名で、その豊富なステージ経験と表現力が囃子の演奏シーンに色濃く反映されています。

GRANRODEOとして培ったライブパフォーマンスの迫力や観客を巻き込む力が、アニメの中での歌唱にも自然に生きており、キャラクターに説得力を与えています。

彼の歌声は、単なる声優の演技にとどまらず、アーティストとしての実績が裏付ける重みを伴い、ファンに深い印象を残しました。

そのため、音楽ファンとアニメファンの両方を満足させる配役であり、谷山紀章以外では再現できなかっただろうと語る声も多く見られます。結果として、囃子の登場シーンは作品全体の盛り上がりを象徴する場面の一つとして高く評価されています。

谷山紀章の公式コメント

アニメ『ダンダダン』公式サイト上で、谷山紀章さんはHAYASiiとして『Hunting Soul』を歌唱した感想をコメントしています。

「真面目にふざけるとでも言うんですかね、オマージュやパロディーってやる側がヘラヘラやっちゃうと、受ける側には伝わっちゃって醒めるんですよね。本気でやるから笑ったりして貰えるものなので、この度のコレは音楽制作から歌唱まで、ある種の意図に沿って手応えを感じられるものになったと、おそらく一同自負してます。とりあえず自分にできる事はやったので、あとは皆さん精々面白がってみてください。」

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豪華メンバーによる演奏と楽曲背景

『Hunting Soul』の制作陣

『Hunting Soul』は豪華な演奏陣によって制作されました。

ギターには元メガデスのマーティ・フリードマン、ドラムにCHARGEEEEEE…、ベースにはわかざえもんが参加し、本格的なサウンドを実現しています。

さらに、それぞれのミュージシャンが培ってきた個性や実績が反映されており、単なる挿入歌の域を超えた完成度を誇ります。

アニメの一場面でありながら、独立した音楽作品として評価できるレベルに仕上がっている点も注目されています。

視覚と音楽の融合

『Hunting Soul』はヴィジュアル系ロックを基盤にしながら、アニメ独自の幻想性を融合させた楽曲です。

さらに照明や色彩演出も音楽と連動して表現され、視聴者に強い没入感を与える構成になっています。

その一体感は、映像と音楽が単に組み合わされているのではなく、互いを補完し合いながら一つの芸術作品として成立していることを示しています。

シーンごとに変化するライティングの強弱や色彩の切り替えが、曲の盛り上がりや抑揚とリンクしており、観る者に強烈な印象を残しました。音楽を聴く体験と映像を観る体験が完全に融合し、まるでライブステージをそのままアニメーションに落とし込んだかのような臨場感を生み出しているのです。

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『Hunting Soul』はどこで聴ける？

囃子の代表曲『Hunting Soul』は、アニメ内だけでなくSpotifyやApple Musicなどの配信サービスでも楽しむことができます。

アニメ挿入歌の枠を超え、実在するバンドのような存在感を放っています。

さらに、日本の楽曲が世界でどのように評価されているかを示すランキング「Global Japan Songs Excl. Japan」では、トシロウ（CV:谷山紀章）が歌う『Hunting Soul』が首位を獲得し、国際的にも注目を集めました。

これにより、国内外のファンからの支持がさらに高まり、作品の音楽的価値が広く認められる結果となっています。

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再登場の可能性

出典:ダンダダンより
©龍幸伸／集英社・ダンダダン製作委員会

囃子（HAYASii）は第18話で強烈な印象を残しました。彼らの演奏は単調だったオカルンの戦い方にリズムを取り入れるきっかけとなり、オカルンの戦闘能力の向上に寄与しました。

またその後は、オンブスマンに取り憑かれていた委員長を助けるため再登場し、山車と共に学校の七不思議の集合体であるコウシャインとの追いかけっこで再登場をします。

これらの出来事からも分かるように、囃子は単なる演出要素にとどまらず、キャラクターや物語全体に深く影響を与える重要な存在です。今

後も物語のキーキャラとして再登場する可能性は十分にあり、音楽と幽世の戦いの融合が今後の展開をさらに盛り上げると期待されています。

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著作権をめぐる議論と現在の状況

ファンとメディアの反応

X JAPANへのオマージュは、多くのファンから「敬意が込められている」と肯定的に受け止められました。

一方でYOSHIKIの投稿によって著作権をめぐる議論も一部で起こり、SNS上では「オマージュの範囲は？」といった疑問や議論が散見されました。

そしてダンダダンのアニメ製作委員会は8月22日、X JAPANに事前の説明がなかったことなどを謝罪する文書を公開し、権利関係については関係各所と建設的に協議を進めていると発表しています。結果として大きな法的問題には現時点で発展はしていません。

現在の状況

YOSHIKIは自身のX（旧Twitter）で

「ダンダダン製作委員会の誠実な対応に、心から感謝します。驚きもありましたが、皆さんの声に感謝しています。プロデューサーさんとのポジティブな会話で、コラボの可能性も含め、素晴らしい未来をファンの皆さんと築いていける気がしています！🙏」

と投稿しました。

しかし一方で、この発言に対しては一部のファンから強い批判の声も上がっています。

批判的なコメントの中には、

• 「自分からイチャモンをつけて謝罪させて、挙句の果てに無理やりコラボさせるとか浅ましい」
• 「公認やめてください」
• 「コラボけっこうです」

といった厳しい意見も見られました。このように、YOSHIKIのコメントは大きな波紋を呼び、賛否が分かれる状況が続いています。

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FAQ：よくある質問

囃子（HAYASii）は何話に登場する？

第18話「家族になりました」で初登場します。

囃子（HAYASii）の声優は誰？

声優は谷山紀章さんで、実際に歌唱も担当しています。

『Hunting Soul』はどこで聴ける？

SpotifyやApple Musicなど配信サービスで楽しめます。

モデルは誰？

X JAPANの『紅』が元ネタとされ、YOSHIKI本人もSNSで反応しています。

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まとめ

記事のポイントをまとめます。

囃子（HAYASii）は、『ダンダダン』における“音楽とアニメ表現の融合”を象徴する存在です。単なる挿入キャラにとどまらず、作品の新たな魅力を広げるアイコンとして、今後も語り継がれていくでしょう。