※本記事にはプロモーションが含まれています。
ダイの大冒険は週刊少年ジャンプで1989年から1996年の約7年連載され最終話まで安定した人気を誇っており、単行本の累計発行部数は5000万部を超えています。
物語は地上殲滅をしようとする大魔王バーンを止めるべく主人公ダイが様々な強敵と戦い成長することで大魔王を倒し世界を救うというバトル漫画の王道ストーリーとなります。
名作と言われる由縁はやはり魅力あるキャラクターと練られたストーリーでしょうか。
特にストーリーは原作の三条陸氏によって構成され、「そもそも最初の目的はなんだっけ?」や後付け要素で「いったい最初はなんだったの?」といった矛盾や方向性が変わることなく作り込まれております。
またバトル漫画に良く見られる強さのインフレ等もなくスッと内容が入ってきます。
2020年のアニメ化では原作終了から20年以上立っているにも関わらずトレンドを賑わせる盛況振りに長く愛されている作品と伺えます。
気になっているが、まだダイの大冒険を読んだこと見たことない方へ魅力をお伝え出来ればと思います。
少年漫画の王道ストーリー
魔王ハドラーにより苦しめられていた世界は、勇者アバンとその仲間たちの手により平和を取り戻しました。
15年の時が流れ…。
魔王ハドラーが復活し再び平和が奪われます。
勇者に憧れる少年ダイは平和を取り戻すべく、勇者アバンの元で1週間で勇者になれるが誰もやり通したことのない特別ハードコースをうけますが、そこへ復活したハドラーがアバン抹殺のため襲来します。
そこで語られたのはハドラーよりも強大な力を持つ大魔王バーンの存在です。
ハドラーはバーンの手によって蘇ったことで力を増しアバンを圧倒します。
アバンは弟子たちを護るために自己犠牲呪文・メガンテを使いハドラーと心中を図るも、倒すまではいかずハドラーはダイ達にも襲いかかります。
特別ハードコースは途中で勇者になりきれていないダイでしたが、額に浮き出た謎の紋章の力でパワーアップし、ハドラーを退けます。
そしてアバンの遺志を継いだダイは魔王軍を倒すべく旅立ちます。
まさに王道の展開とストーリーとなります。
ドラクエの世界観
ストーリーはオリジナルとなりますが、世界観はゲームのドラクエがモチーフの「剣と魔法の世界」となります。
そのためゲームでお馴染みのモンスターや呪文など登場します。
ゲーム画面では中々イメージがつかなかった呪文も、漫画なのでニュアンスはしっかり表現されております。
また漫画オリジナルの魔法「メドローア」や技「ギガブレイク」はゲームのドラクエに逆輸入をされるほど影響を与えました。
魅力あるキャラクター
ダイの大冒険には豊富なキャラクターがいて魅力的です。
その中でもダイと旅立ちから一緒にいるポップは絶大な人気を誇ります。
初期の段階では臆病で仲間を残し逃げてしまうこともありましたが、勇気を振り絞り戦うことで成長することで勇者パーティーには欠かせない存在となっていきます。
しかし物語が進む中でアバンの印を魂の力で光らせるという課題に当たります。他のメンバーは印を光らせていく中でポップだけが自身の魂の力が分からず苦難します。
気づけば勇者パーティーは戦うために生まれたようなサラブレッドや王女に対し、ポップ自身は平凡な武器屋の息子という出生に劣等感を覚えるのでした。
葛藤を抱え魂の力が何かも分からないまま課題に挑みますが、やはり上手くいかず仲間の足を引っ張ってしまいます。
そのことが嫌でポップは逃げ出そうとしたところを敵に狙われますが、メルルが庇いポップを救います。
しかしメルルは敵の攻撃の毒によって助からない状況に…。
そこでポップのことが好きだったメルルは最後にポップが好きな人を聞きたいといいます。
ポップはずっとパーティー内のマァムに恋心を抱くも言えずにいましたが、マァムが好きなことをマァムが居る場で打ち明けます。
すると同時にアバンの印も光出します。
今の関係が壊れることを恐れ告白出来ずにいましたが、勇気を出し告白したことで印が光ったのでした。
臆病で勇気とは無縁と思われていましたが、ポップの魂の力は勇気だったことが明かされます。
臆病だったポップですが、勝てない相手でも仲間を救うべく勇気を振り絞り戦って成長をしたので、ポップの魂の力が勇気というのは意外でありながらも納得をさせられました。
そして成長を重ねたポップは最終決戦ではバーンのカイザーフェニックスをいなして驚愕させるほど高い戦闘力を武器屋の息子という恵まれない境遇だからこそ努力し獲得する姿に読者は共感したかと思います。
名言もたくさん
ダイの大冒険を見たことがない方でも知っているような有名な言葉や、考えさせるような言葉、また気づかされるような言葉で思考や行動に影響をもたらすようなものなど様々な名言が多々あります。
まぞっほ「勇者とは勇気ある者ッ!!そして真の勇気とは打算なきものっ!!相手の強さによって出したりひっこめたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!!」
アバン「正義なき力が無力であるのと同時に 力なき正義もまた無力なのですよ」
ハドラー「己の立場を可愛がっている男に真の勝利などないっ!!!」
バーン「今のはメラゾーマではない…メラだ…」
フレイザード「オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ…勝つのが好きなんだよォォッ!!!」
フレイザード「バクチってのはな…はずれたら痛い目みるからおもしれぇんだよ!!」
この他にも紹介しきれない名言が沢山ありますので是非、原作を見ていただければと思います。
原作者 三条陸氏による物語の構成
物語は大魔王バーンを倒すという目的で始まり、様々な困難を乗り換えながらも成長し大魔王バーンを倒すという最後まで一貫して進んでいきます。その間には敵として戦ったものが仲間になることや、戦いや修行をして少しずつ強くなっていくこと、ミストバーンやキルバーンの名前に秘められた伏線などで序盤・中盤・終盤どこを見ても楽しめます。
また感動シーンも幾重にもあります。バランとの別れでは親が子を思う愛情を、ハドラーには敵ながらも生き方に共感させられ、ゴメちゃんとの別れでは最後まで仲間の力となる献身さに心を打たれます。
このように原作者三条陸氏によってしっかり物語が構成されています。
まとめ
『ダイの大冒険』が気になっているが、まだ読んだことがない方に向けて魅力をお伝えしましたがいかがだったでしょうか?
名作と言われる『ダイの大冒険』の漫画はもちろんアニメにもなっておりますので、興味を持って頂き見ていただけたら幸いです。
他記事では考察などもしていますので是非ご確認ください
ダイの大冒険の公式サイトはこちらから
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