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バランには竜騎衆と呼ばれる最強の部下が3人いるとの紹介から登場する竜騎衆の3人ですが、ラーハルトはたしかに物語の終盤まで文句なしに通用する実力の持ち主でした。
対してガルダンディーとボラホーンは同じ竜騎衆で肩を並べているはずですが、その実力はラーハルトの足元にも到底及ばず、ヒュンケルの実力を誇示するための噛ませ犬的な扱いとなっております。
が、本人達はそのことを全く理解しておらず、勘違いな発言や行動を多々行ってしまっています。
そんなガルダンディー、ボラホーンを登場から紹介します。
登場から強き発言連発
バランはダイの奪還の万全を期すため竜騎衆を3人を呼びます。
バランに呼ばれ登場から
ボラホーンは
「我々全員の力を欲するとはいったいいかなる事態が起こったのです!?」
と言い、
続くガルダンディーも
「世界を燃やしつくす日でも来たのですか?クククククッ!」
と強きな発言をします。
バランは元軍団長であるクロコダインとヒュンケルはあなどれない強者のため召集したことを伝えると
ガルダンディーは
「ククッ…笑止なバランさまにならともかく魔王軍の軍団長ごときに我ら竜騎衆がおくれをとるはずなどありません!!」
と勘違いな発言しています。
結果は軍団長ごときヒュンケルにいいようにやられてしまいますが、そんなガルダンディーに対して、バランはお前たちは最強の竜使いたち…最強のエリート集団だとガルダンディーの発言を肯定をします。
バランほどの実力者であれば、ガルダンディーがクロコダインやヒュンケルと戦ったらどうなるか分かっていたと思うのですが、バランは部下を褒めて伸ばすタイプだったのでしょうか。
ウォームアップでベンガーナを襲撃
バランが出撃の準備をするため一時待機命令となったが、ガルダンディーは対岸にある街を発見しウォームアップとしてベンガーナの街を破壊しにいきます。
ルードと共にバランが戻るまでにベンガーナの街を破壊して戻ってこれましたが、下手をすれば、
あの「フッ…これからは兵器だよレオナ姫 大砲の前には剣も魔法も無力だ」
と言ったクルテマッカ7世が統治する国だったため、精鋭戦車部隊がもし出て来ていたらガルダンディーは大砲でやられてしまっていた可能性が高く、たまたま運が良かったとしか言いようがありません。
ガルダンディーの能力が地味すぎる
竜騎衆とバランを止めるため、たった一人来たポップをラーハルトが、まだかけ出しのヒヨッ子のためあまり苦しませずにひと思いにトドメを刺そうと提案しましたが、
ガルダンディーは
「クククッ!!おまえさんがたがいらないのならこのオモチャはオレがもらっとくぜ」
とルードを使いいたぶりますが、ポップからの不意打ちのベギラマで兄弟同然のルードを失ってしまいます。
そこでガルダンディーは自身の能力の羽手裏剣をつかいますが、その能力はかなり地味で白い羽を相手に刺せば魔法力を、赤い羽を刺せば体力を奪うという攻撃です。
傷ついたポップ相手であれば勝てたのですがヒュンケルが助けに現れ、同時にブラッディースクライドをガルダンディーは受けてしまいます。
ヒュンケルは助けたはずのポップにガルダンディーを倒すことを譲りますが、ガルダンディーはポップでは相手にならないと拒否します。
そこでヒュンケルはポップを倒せることが出来たら自身が戦う条件を出してポップとの戦闘となります。
ポップがトベルーラで上空に行ったためガルダンディーは追撃をしようとしますが、ブラッディースクライド受けた影響で羽がちぎれてしまい上空でバランスを崩してしまい、そこへポップのイオを顔面で受けてしまいます。
顔面とはいえイオ系では最弱の呪文を受けただけで死んでしまいました。
ボラホーンは最初から全く期待ができない
ガルダンディーをやられ、
ボラホーンは
「おっ…おのれいッ!よくもガルダンディーを…!!ただではすまさんぞ!!」
と言いますが、ヒュンケルはそれは弟弟子をいたぶられたこちらのセリフだとし、闘気による初撃を放ちます。
ボラホーンは全く対応が出来ずに自慢の牙を折られて
「うがあああ〜っ!!!」
と叫び声を上げます。
そんな姿に最初からヒュンケルに勝てる期待をする読者はいないと思います。
天下無双とうたわれた海戦騎ボラホーン
自慢の牙を折られてヒュンケルを粉みじんにすると言い放ったボラホーンですが、
ヒュンケルは
「悪あがきならさっさとしろ」
と一蹴。
ボラホーンは
「若造があッ!どこまでも人をなめおって!!」
「天下無双とうたわれた この海戦騎ボラホーンさまの力!!」
「うけてみるがいいわあッ!!!」
とパンチを放ちます。
しかしヒュンケルに片腕で止められ
「これで天下無双の力とは笑わせる オレの仲間にはおまえの倍は腕力の強いやつがいるぞ」
と言われてしまいます。
その後はマヒャド級の威力がある凍てつく息を使いますが、ヒュンケルには魔法は効かないため、全く良いところなくブラッディースクライドを受けてやられてしまいます。
ラーハルトからも見下されていた
ガルダンディーとボラホーンが倒れ竜騎衆最後となりましたが、ラーハルトはヒュンケルに対して
「…人間にしてはやるな だがオレを他の二人といっしょにせん方がいいぞ」
と同じ竜騎衆であったはずの二人を明らかに下に見ていた発言です。
この時、まだボラホーンはヒュンケルから攻撃を受けて倒れていましたが、生きています。
一時的に気絶をしていた可能性もありますが、もし意識がありこの言葉を聞いて反応をしなかったとしたら、その後ポップを人質にしようと算段があってのことかもしれません。
そうだとしたらボラホーンは物凄いプロフェッショナル精神の持ち主です。
実はバランも期待していない
ラーハルトからだけ下に見られていたのかと思いきや、バランも同様でした。
竜騎衆3人に対してバラン自身の竜の血を与え奇跡の泉の近くの森に安置をしていました。
そこでラーハルトだけが生き返りますが、そこにはバランの手紙が置いてあり、そこには、全員に処置をほどこしたが おそらく おまえ以外は助かるまい それも万に一つの可能性だが…それでも もし おまえに生命が戻ったならばディーノを私だと思って 助けてはやってくれないかといった内容が綴られてしました。
もしもガルダンディーやボラホーンが生き返りこの手紙をみたらどんな気持ちになったでしょう?
ですがバランはそんな心配はしないぐらい2人には期待をしていなかったと思われます。
まとめ
竜騎衆のガルダンディーとボラホーンを紹介しました。
このようにバランは期待をせず、同じ立場であったラーハルトも下に見ていたにも関わらず、バランもラーハルトも直接的に言わなかったため、実力に見合わない発言を繰り返してしまう噛ませ犬的な存在となってしまったと推測します。
そのため本人達には罪はなく可哀想な被害者だったのではないのでしょうか。
名作と言われる『ダイの大冒険』ですが、こういったサブキャラクターの魅力が本作を支えてるのかもしれません。まだ読んだことはない方は是非この機会に、また読んだことのある方も読み返してみてはいかがでしょうか?
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