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「成長度だけで言ったらポップはダイ以上ですよ」とキルバーンに言わせたポップですが、物語の序盤は弱く臆病な少年でした。
ですが、様々な試練を乗り越えることで物語後半では、大魔導士として成長し勇者の相棒を務めるまでの成長を遂げます。
そんなポップの行動や考え方を学ぶことで、なんとなく同じ毎日で成長を感じられず何かを変えたいと思っている方や、自分自身をもっと成長させるためには何をしたら良いかわからない方などは、ポップから学ぶことで変化や成長をすることが出来るかと思います。
それではポップが急成長出来た要因を紹介していきます。
常に上機嫌でいる
ポップは冗談を言って周囲を明るくしようと務めています。
バーンと初めて対面した勇者パーティーはバーンの圧倒的な威圧感から対面しただけで絶句してしまいますが、そんなチームの雰囲気を変えようと
ポップは
「ハハ…!!な なんだよオイ!」
「よぼよぼのジイさんが出てきちゃったぜ…!!!」
「こりゃ思ったより全然簡単にやっつけて帰れちゃいそうだ…!」
「ひょ…拍子抜けしたゃったよなァみんなっ…!」
と余裕がないときにこそ場を明るくしようと務めています。
このようにバーンが絶大な力を持っていることで緊張感が高まる仲間に対して場を和ませようと働きかけることは、なかなか出来ることではありませんがここにポップの成長が早いことが秘められています。
ポップと真逆でいつも不機嫌そうな態度を取ってしまっているとどうなるでしょう。
運が来ていたり、チャンスが来ても、それにも気づかずイライラし立ち去ることとなり、そこに成功や成長はありません。
では不機嫌ではなくポップのようにどんなときでも明るく前向きにいるにはどうしたら良いのでしょう。
それには、まず損得感情をなくすことです。
得しそうだったら行動する、損しそうだったら動かないではなく、楽しそうや、面白そうなどワクワクする感情を基準に物事を感じ動くことです。
元々ポップは武器屋の息子でしたが、アバンの強さに感激して家を飛び出し弟子となっています。
そこには損得感情はなくワクワクすることに対して動いています。
ここに明るく前向きにいることが出来る秘訣があります。
足りない能力を嘆くのではなく、今ある能力で勝負をし続ける
「メドローアをはじける今おれが自慢できるものといったら」
「…何度もみんなと死線を乗り越えてきた このこざかしい頭の中しかねぇ!!」
と自身の最大の魔法が封じられているからといって嘆くのではなく、建設的にチームに貢献することを考えていることが感じられるシーンです。
能力が不足してると感じた場合には多くの方は自身の自尊心を守るため、環境のせいや相手のせいといった周りに責任を求めてしまう傾向となります。
例えばポップのこの場面であれば、メドローア弾けるなんて大魔王は反則すぎるだろとか、弾かれたらメドローアは危険だから別のすごい呪文を教えてくれれば良かったのにとかです。
そして行動を起こすことや前に進むことが出来なくなってしまいます。
ですがポップは自身の能力が足りないと感じても、自分に出来ることはなにかを探し優れた洞察力を武器に前向きに取り組みをしました。
そして、ついには大魔王バーンの奥義である天地魔闘の構えを破ることとなります。
とにかく行動をする
全ての成功者に共通することは行動をしていることです。
ではどうすれば行動力を高められるようになるのでしょうか?
行動をするには変化を恐れない勇気が必要となります。
人間には生存本能から現状維持バイアスがかかり、未知のものは危険で危ない、だから変化しないでおこうといった意識が働きます。
この現状維持バイアスを外すには、まずは小さな成功体験を積み重ねることで、勇気を持つことが必要となりますが、ポップの魂の力も勇気でした。
ポップの勇気については、クロコダイン戦が印象的です。
ロモス王国を襲撃にいったクロコダインを追ってダイは宿屋を飛び出してロモス王を助けにいきます。
宿屋に残されたマァムはダイを追うためポップに
「早く!ダイの後を追わないと…!!」
言いますが、ポップは臆病な性格から
「…あ あいつがいるから敵が次々と襲ってくるんだぜ…まきぞえくって…死にたかねえよ!!」
と言ってしまい、マァムから軽蔑され置いていかれます。
そのまま宿屋に残ったポップですが、まぞっほとの出会いで変わります。
火事場ドロボーをしていたまぞっほは、ニセ勇者パーティーの仲間にならないかと誘います。
しかしポップは
「おれはな かつて魔王を倒した勇者アバンの弟子なんだぞ!」
「てめえらみたいな小悪党といっしょにすんない!」
と断りますが、まぞっほは的確な指摘をします。
「仲間を見捨てるような者でもつとまるのかね」
「かの有名なアバンの使徒というのは…!?」
と言い仲間のピンチな状況を水晶でみせながら
「勇者とは勇気ある者ッ!!」
「そして真の勇気とは打算なきものっ!!」
「相手の強さによって出したりひっこめたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!」
とまぞっほは言い放ちます。
それによって臆病ながらも勇気を持って仲間を助けに行動を起こすのでした。
ポップのような成長をするためには、変化や失敗を恐れない勇気を持つことが重要です。
全力を出す
そこがどこであれ、自分が精いっぱい力を出せば、その場所は黄金に輝いてくる。
勇者パーティーは戦うため生まれたようなサラブレッドや王女、アバンの戦友だった子供や、善悪の指導を受けた戦闘のプロといった構成で、ポップだけが、ただの武器屋の息子という立場でした。
ポップには生まれ持った才能はなかったかもしれないですが常にやれることをポップは全力でやり続けていました。
ポップ自身も
「おれはやるだけやってブッ倒れたって良かったけど…」
と言うように常に持てる力を全て使って戦っていました。
このように全力を出せるのは自分には生まれ持った才能がないという気持ちからと思われます。
マトリフからも
「おまえがすべてにめぐまれたヤツならここまでにゃあなれなかった…!」
「弱っちい武器屋の息子だからこそだれよりも強くアバンにあこがれ苦闘の道も歯をくいしばってこれたんだ!!」
「…自信を持て!!」
「おまえは強い!!」
「オレの…自慢の弟子だっ!!」
マトリフのこの言葉は才能がない凡人にこそ刺さりますし、ポップはマトリフという良いメンターに恵まれました。
そしてポップは常に全力で取り組み、勇者の相棒という絶対的な居場所を獲得するのでした。
死を意識する
死はなぜ必要なのか?
それは無限に生きれるのであれば、いくらでもやり直しが出来てしまい怠惰的に過ごしてしまうでしょう。
そのため今を論理的に生きるために死は必要となります。
死を意識することで、過ぎ去った過去やこれから起こる未来を気にしている場合ではなく、今ここに集中することができます。
日々の毎日を後悔したくないため全力をだすのです。
今日が人生最後の日なら、今日やることは本当にやりたいことだろうか?
これを毎日appleの共同創業者スティーブ・ジョブズは自分に問いました。
これにNOが続くなら何かを変えなければいけないと言っています。
ポップも同様に死を意識していたと思われます。
子供時代に死について考え、怖くなり泣き出してしまったポップは母親から抱きしめられ、
”人間は誰でもいつかは死ぬ…”
”だから…みんな一生懸命生きるのよ”
と母親から言われていました。
そういったことから
「残りの人生が50年だって5分だって同じことだっ!!!」
「一瞬…!!だけど…閃光のように…!!!」
「まぶしく燃えて生き抜いてやるっ!!!」
と死を意識しながら目の前のことを全力で行うポップの姿勢が伺えます。
まとめ
ポップがなぜ成長をすることが出来たのかを紹介してきました。ポップの考え方や行動を学び取り入れることで、人生がより良い方向に向かえば幸いです。
以上ポップから人生の指針になる要素を見てみました。ご興味頂けましたら是非、ダイの大冒険を読んで頂ければ幸いです。
また他記事もダイの大冒険に関する魅力をお伝えしておりますので是非ご確認ください。
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